驚き桃の木雨あられ

日頃の関心事、辛口論評やエッセイ。

大映1961年「釈迦」とアフリカの人達

先日 1961年(昭和36年)に大映が封切り公開した
「釈迦」(しゃか)をみた。
日本映画。
日本初の「70ミリスーパーテクニラマ」による超大作映画で
ある。総天然色、156分という長編。

まあ時代を背負う大物俳優達だ。

シッダ太子(仏陀本郷功次郎
ヤシヨダラ(仏陀妃) チエリト・ソリス
ダイバ・ダッタ 勝新太郎
ウパリ(修行僧) 川崎敬三
アジャセ王 川口浩
アナン(釈迦の弟子) 小林勝彦
クナラ王子 市川雷蔵
ウシャマ(クナラ妃) 山本富士子
オータミー        中村玉緒
マータンガ        叶順子
村の女マヤ 京マチ子

内容は 釈迦の一生、を少し内容は真実からは捻じ曲がっている
部分もありそうだが 人生に苦悩する人々 エゴや暴力や陰謀を
企て 釈迦をひきずりおとそうとする人 そして家族の愛など
描いていた。 S36年とは思えない 壮大で美しい映画である。

その後で アフリカの現状を NHKでやっていて・・・
中国がアフリカに資本を投下し資源を沢山輸入しているという
知らないうちに、そして労働力は中国の人を派遣しているそうだ。
アフリカは資源国で 日本も投資し協力しないといけないという
切り口の放送であった。
電気=生活では電灯もなく水さえ満足にひいていない村や町など 

そこで生き暮らす現地の人々の様子、子供達の 目の輝き・・・
僕は 現地のそれら 未開な部分 を みて 胸をうたれてしまった。
あたりまえだが まだ 世界には日本の江戸時代よりも
明治時代よりも 文明が すすんでいない地域があることに
いったい 彼等がもっと豊かにできるには 
どうしたらいいのだろうか と。 

世界は 狭くない やはり広い。
日本に 生まれたことを 感謝したい。