アンチ+シムは無である。
世の中の軽薄さと不条理は永遠。
世の中の濃密さと道理は永遠だ。
これらが混在して人間世界をつくりあげている。
軽薄さは 幼稚で稚拙であったりするが
雑魚は それに群がる
濃密さは 懸命で深いけれど
成すには 困難を極める。
困難を極めたからといって
頂に立てるわけでもなく
一寸先には奈落へ、
不条理の世界に突き落とされる。
この仕組みで永遠の中繰り返されていく。
魂が向上しているとか、心が前向きに進んでいると
考えるのは それぞれの既成概念であって、
止まっているか 後退しているかもしれない
これは そのこと自体を論じることが
ナンセンスであって すべては無である。
アンチは「sym-paty」(共感する、同調する)の反対語で
反対という意味である。
現代はこのアンチを言うだけで叩かれる世界に変わりつつあって
すべて 共感しないと いけない風潮が渦まいている。
世の中の大多数の賛成が 1つの非露出の反対で
すべてが覆ることを恐れるあまり
なんとなく 反対を組み入れていく一方で大多数を支持する。
露出した反対は 叩かれるが
非露出は 逆に効果がある。
ここにも 不条理という世界があるのだ。
だから 無 なのである。
動くと バランスをとるために
疲労し 老化する 反するエネルギーが働く。
調和をする。
つまり = ゼロ = 無なのである。
シム+アンチ=無 でこの世界は構成されている。