驚き桃の木雨あられ

日頃の関心事、辛口論評やエッセイ。

日本人POPSシンガーが世界で太刀打ちできないのは?

日本人のPOPS歌手が世界で太刀打ちできないのはなぜか?

1つは言語の問題だろうか。
どんなに国内で有名に なっても世界にいって歌ったら
あなたはシンガー?なのかと言われてしまうのは情け無いものだ。
イタリアにいったら 普通の人がすでに 響く声なので
日本流の細い歌声だと あんた何を歌っているの?って言われる。

この疑問はずっとあったが、名音楽プロデュサー曰く。
全米であつまった一流のシンガーの共演
 「We are The World 」 を聴けばわかるよ と言われたことがある。  

声量 歌唱力 訴求力 個性が キラキラ融合し独自性のあるのが
わかるからだ。 この歌手の声や歌を聴いた時、
日本人がよってたかっても 叶わないと・・・。

口先で 歌う つまり 男性の場合 地声の高音を逃げ
日本のPOPS発声をやっていては声量でなく 
完全にマイクがないと ホールでノーマイクで歌わせればわかるが 
美しさが剥げ 響かない やせた声になる。あれ?といった具合。
河村隆一さんが 昨今ノーマイクに挑戦しているが やっぱり
基礎のベルカントをやっていないので オケに負けてしまうし
男性的な 腹の押さえが やりずらそうだ。

その為どんなに美しく輝かしい声でも年齢をいけば声帯が落ち
廃れるものだ。

なので 僕は一旦地声のPOPS歌い方式 MIX的な歌い方や歌謡曲的な
歌い方を 5年前に捨て去りベルカント発声へ完全に指向した。
これまでのような 地声での高音の出し方はできなくなるよと言われたのを
覚えている。

なので 今は地声高音部は 逃げず体全体で支えることができる。
こうする事で 声量もつき 男性的な声を 出すことができる。

 

ところで ボブディランのノーベル賞は すばらしいものです。
平和を提言をした 詞の芸術表現における偉大さ、
アンチ戦争、メッセージを聴き手に任せているという。

歌は その人の心の鏡であるので 時に その時の心と状態と
重なり心をうつ。
メッセージというものは 永遠に記録されていく。

僕の歌のモットーは やはり 「We are The World 」のシンガー
達のような 歌の世界の一流の仲間入りで あって
何度もどこか聴いたことのあるような グルグル回っているだけの
そこらにある 日本のPOPSシンガーとは違う
新しい歌の世界の創造だ。

いのなかの蛙 大海を知らず にならぬように、
いつのまにか日本にいない 武者修行に 世界のどこかに
いるかもしれない。 一流を目指したいものだ。

明日は 秋のソロライブ。
楽しくも 緊張感をもって やってみたい。