驚き桃の木雨あられ

日頃の関心事、辛口論評やエッセイ。

混沌とした政局

実はこの記事は 10月2日に書いたものだけれど、その時は記事をあげるべきかどうか迷って下書きのまま、ほってほいて・・・・それで今は10月12日現在だ。 

ですからもう10日たったわけです、想像していた通り、希望の党の支持率がどうも下降傾向、地上波TVの希望の党への感心もかなり薄くなってきて、あと10日で選挙をむかえる。

小池知事への賛否 安倍首相への賛否もそれぞれにあろうが、おかげで今回は選挙へ行く人も増えるのではなかろうか。民主主義の復活!?かも。  

 ------------------- 以下 10月2日記載 -----------------------------------

安倍政権が解散し、いよいよ選挙が始まるが、解散の意味を問う声から一転いっせいに小池知事の動きの一挙手一挙動が連日報道され、やれ新党設立だのだれだれが合流だのととても騒がしいですね、小池知事ばかりのニュースで、また聴くところによれば東京都知事がこの1年でやったことは、家庭内の禁煙条例ぐらいかと(これも趣味趣向に関することで違憲な条例であるという人もいますね)、豊洲の課題やオリンピックの経費節減などの当初ぶちあげ騒がれていたが大きな課題は途中からまったく、トーンダウンし聴こえてこなくなり、今ネットニュースでは、知事として都政への尽力はほとんどないと言われている。 

その中で、安倍さんが解散したのに乗じ、国政にエネルギーをむけているのをみると、それには都政以外の多くの時間を割いているのは確実であろう。都知事たるもの都政のことを24時間考えていてこそ都知事と思うのだが。 

都民としては、いったいぜんたい東京とをどうしたいか、この半月スタンドプレーばかりが報道されるなか何を考えているのか全くわからない。

小池さんはWBSでキャスターをしていた頃から知名度もあり言うまでもなくスマートな女性でかっこいい方だなあというのが率直な感想であったが、ここ都知事になってから少し考えが変わってきた。都をひっぱっていくリーダーとして成果をなしたこともないうち、あっちへこっへと顔を出し、それをTV・マスコミがワイワイ騒いでいるのを見聴けば、ネームバリューを武器に、あの人は芸能人みたい、政治家なんだろうか?と疑う。 

ところで、、かつて民主党に国民が期待をしたものだが一時のブーム、メディアにのせられた、その後は知っての通りで大勝した民主党政権では日本政治は失速、マニフェストもつゆと消え・・・そんな轍は二度と踏まないようにしたいものだ。 マスコミがこぞって人気者にしたてあげて、いきなり新党の政策や集ってくる政治家もなんだかねえ、自己保身だろうか、一貫とした政策も思想もなく、なんとなく、長いものにまかれ今は勝てそうだから歩調をあわせ選挙にとりあえず勝っておこう、という烏合の衆にもなりかねない。

すくなくとも大多数の選挙する国民が見聞きする地上波各局や代表的な新聞メディアは公平な見識をもって報道をし、国民の眼を、芸能風の情報配信で小池氏の立ち回りだけの方向性の報道だけはしないでほしいものだ。

今回小池都知事と2ショット撮影は3万円払わねばならないそうだ、おそらく不埒な立候補者への小池氏に乗じた売名行為を抑制するのだと思うが、それでもだんだか変だ。何かと目立ってそれが上手いのは確かだし、マスコミ界もよく知っているので強い。

ひるがえって 安倍さん。

これまで外務的にとてもがんばっているし、今、最大の課題、北朝鮮・安保憲法の問題である。これは国民の生命の問題に直接通じる。本来選挙どころではない時だ。

消費税も景気にとって大きな問題ではあるが、凍結とも延長とも実行とも、それはまだ議論の要素を残しながら、納得のいく説明をし国民に再度問えばよい。

今、最大級の極東の国際的緊迫緊張の最中、ドンチャン騒いでいる場合ではなかろう。

しばらくは騒がしい10月になりそうだ。~ その間、北が撃ってこないことを祈る。

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